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【筋膜リリースとは】

 

「筋膜リリースって、何ですか?」

「筋膜リリースと、もみほぐしは、どう違うのですか?」

と、よく聞かれるので、こちらでお答えします(^^)

●筋膜リリースとは

簡潔にお答えすると、組織の癒着を取ることです。

詳しく説明しますと・・・

同じ姿勢が続いたり、身体の同じ部位ばかり使ったりすると、筋肉の特定の場所にばかり負荷をかけ、その部分に小さな傷ができます。手術やケガでできる傷も同じで、身体はその傷を修復しようとして、コラーゲンを分泌するのですが、コラーゲンが傷を修復する際に、隣接している組織を巻き込んでしまうことがあります。そうすると、その部分の組織が分厚くなったり、隣接する別の組織とくっついてしまうことがあります。それが”組織の癒着”です(実際にその部分はガムテープの粘着面どうしを貼り付けたような状態に似ています)。本来コラーゲンはきれいな配列なのですが、傷の修復に関しては、配列がぐちゃぐちゃです。ですので、手術痕や傷が固くなったり、組織が分厚くなったりして、再び同じ場所を酷使すると、その部分の周りを損傷します(そこに負荷がかかりやすくなるため)。それがいわゆる「同じ場所をまた痛めた」現象です。

その癒着を取る・解除するのが、筋膜リリースです。なので、実際には筋膜だけではなく、靭帯・腱・骨にある癒着も取っています。

癒着の取り方はとてもシンプルで、ゆっくり圧を与えるだけです。なので感触は指圧に似ていると思います。ただ、癒着している部分を指で押さえられると、筋肉の奥を押されているような、独特な感じがあると思います。癒着が取れると、その独特な感触も無くなります。そしてくっついていた部分が取れ、筋肉や組織がそれぞれバラバラに動けるようになります。

ですので、施術の直後に、関節の可動範囲が改善されていることに気付くと思います。また、それにより、身体の使い方が改善するので、翌日や2~3日後に、さらに良くなると思います。

また、怪我が原因でできた癒着は、もともとそこには無かった癒着ですので、一度取れたら元に戻りにくいです。

 

以上のことから、筋膜リリースは、慢性的な腰痛や、肩こり、昔のケガによる筋肉のつっぱりや関節の違和感などに、とても有効な施術です。ただほぐすだけではなく、こりの原因になる癒着を取り除く施術ですので、効果が長持ちします。

また、「普通にしていても痛みを感じる」、「かなり辛くなってきた(日常生活に支障をきたしている)」などの状態の肩こりや腰痛の緩和には、施術に少しお時間がかかります。1つか2つの部位を改善するのに60分くらいかかりますので、施術時間の検討に参考にしてみてください。

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